NZ新政権、中銀改革・たばこ販売禁止撤廃へ100日以内に法案提出
[シドニー 29日 ロイター] – ニュージーランド(NZ)のラクソン新首相は29日、政権発足から100日以内にNZ準備銀行(中央銀行)の権限改革や、将来世代へのたばこ販売禁止撤廃に向けた法案を提出すると表明した。
ラクソン氏は27日に就任し、同氏率いる中道右派・国民党とリバタリアン(自由至上主義)のACT党、ポピュリスト政党ニュージーランド・ファースト党による連立政権が発足した。
同氏は49項目からなる政府の行動計画について、経済や生活費高騰の軽減、法秩序の回復に焦点を置いていると説明。「国民は政権交代だけでなく、政策転換にも票を投じた」とし、新政権は変化を実現する用意ができていると述べた。
NZ中銀は低インフレと最大雇用を目指す二つの責務を負うが、ラクソン氏は先週、金融政策の軸足を物価安定のみに絞るため法改正を行う考えを示した。
新政権は将来世代へのたばこ販売を禁じる世界初の法律についても廃止を進める。
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