フィリピンはこれまで中共への非難を外交的なレベルで行っていたが、最近では南シナ海の緊張状況に対して、消極的な立場を改め、積極的な対応を始めている。写真はボンボン・マルコス比大統領(Photo by JOSH EDELSON/AFP via Getty Images)

「フィリピン有事」の可能性が増大 比大統領が中共へ対抗姿勢

最近、中国共産党(中共)とフィリピンの関係に微妙な変化が見られる。中共の脅威に対応し、これまで中共との衝突に消極的であったフィリピンが、積極的な姿勢へと転換しているのだ。

フィリピンは東南アジアにおいて「友好国連携」を築き、中共に対抗するよう呼びかけ、同時に、米国と日本は、中共の国際秩序に挑戦する動きをさらに強力に抑制する姿勢を示している。日本の防衛関係者は、「台湾有事」に比べ、「フィリピン有事」の可能性が高まっていると指摘している。

中共は、南シナ海におけるフィリピンとの主権争いの地域で頻繁に海警船を派遣し、フィリピンの物資補給船の妨害を行った。今年2月には、中共の海警船がフィリピンの船に対して軍用レーザーライトを照射し、乗組員が「一時的に失明」する事件が発生し、また今年10月には、フィリピンの補給船との衝突事件も発生している。

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