11月21日、ソニーグループが家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」の利用者に料金を過大請求したとして、英国の消費者問題活動家が賠償を求めて起こした集団訴訟で、英競争審判所は審理を進めることを認める決定を下した。写真はソニーのロゴ。都内の本社で2月撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

英競争審判所、ソニーのプレステ「過大請求」巡る集団訴訟審理へ

[ロンドン 21日 ロイター] – ソニーグループが家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」の利用者に料金を過大請求したとして、英国の消費者問題活動家が賠償を求めて起こした集団訴訟で、英競争審判所は21日、審理を進めることを認める決定を下した。

活動家のアレックス・ニール氏がオンラインストア「プレイステーションストア」でゲームやコンテンツを購入した英国の約900万人の消費者を代表して、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)を相手取り訴訟を起こしていた。

同氏の弁護団は先月審判所に提出した書類で、損害賠償額を最大63億ポンド(79億ドル)と試算していた。

ニール氏はSIEが支配的地位を乱用し、プレステ用ゲームやコンテンツについて、開発・販売業者に30%の手数料を課すプレイステーションストアのみで購入可能にしたと主張している。

競争審判所は、集団訴訟の適格性を認める一方で、昨年の提訴以降の購入は集団訴訟の対象から除外すべきとの判断も示した。

ソニーからコメントは得られていない。

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