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南極で何を盗むというのか?

中共南極基地建設、何をやっても疑われる!?

中国が南極で、世界で5番目に当たる科学研究基地を建設している。11月1日、砕氷船2隻と貨物船1隻が460人以上を乗せて南極に向かった。各国は、これが中国軍の監視能力を向上させる可能性があるとして、大いに懸念を示しているという。

中国共産党(中共)が南極に派遣した科学調査艦隊は、ロス海近くのインエクスプレッシブル島に基地を建設している。 

これは中共が南極に設置した世界で5番目の科学研究基地となる。

中共は北極で新たな航路を開発し、一方南極では、軍事的な研究を拡大しようとしていると思われ、西側諸国は、極地における中国プレゼンスの高まりが、中国軍の監視能力そのものを強化するのではないかと懸念している。

米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)が1月に撮影した衛星画像では、支援施設、仮設建物、ヘリポートと本館の基礎が特定できる。

CSISは、この装置は他国からの衛星通信を傍受するために使用できるほか、オーストラリアとニュージーランドからの信号情報や、オーストラリアのアーネム宇宙センターで打ち上げられたロケットの遠隔測定データを収集できると指摘した。

ロイターは以前、CSISの情報を引用し、この新しい基地が米国最大の観測基地、マクマードからわずか200マイル(約320キロ)しか離れていないと報じた。

米国防総省は2022年の報告書で、将来、天然資源と海洋アクセスに対する中共の主張や、中国軍の能力を強化することが、この新しい南極基地の目的の一つだとしている。

中共は、この基地がスパイ活動に使用されるという主張を否定している。

 

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