握手の際、習氏が李氏を正面から見ていなかったことも注目されている (Photo by NOEL CELIS/AFP via Getty Images)

急死した李克強氏 在任中に習近平氏と勃発した3つの「闘争」

27日、中国の李克強前首相の急逝が伝えられた。公式発表では心臓発作が原因とされているが、不自然な点を指摘する声も大きい。こうしたなか、中国人の間では李克強氏の在任中に習近平氏との間で勃発した「闘争」が話題となっている。

今年3月の中国共産党全国大会での出来事だ。習近平氏と李克強氏はいずれも演説を行ったが、その内容を細かく見ていくと、暗に互いを批判していると解釈できる部分があるというのだ。

3月6日には、習近平氏が民建工商連合業界の政協委員を相手に行った演説が新華社によって伝えられた。それによると、習氏は「一部の政策は、うまく進めば改革の成果となるが、そうでなければ腐敗への道となる」と発言し、「放管服」という方針について不満を露わにした。

▶ 続きを読む
関連記事
米軍によるマドゥロ氏拘束は、中国の外交・経済的影響力の限界を露呈させた。巨額融資や軍備提供による北京の西半球戦略は、トランプ版モンロー主義を掲げる米国の実力行使により、崩壊の危機に瀕している
昨年12月23日から2026年1月5日までの2週間、46の日中路線で計画されていた便のキャンセル率は100%に達している。時事評論家・陳破空氏は、この一連の動きを「人が政治の道具として扱われている典型例」と位置づける。結局、中共は…
韓国の李在明大統領が訪中を経て13日に来日。経済修復を狙う訪中では中国の「離間工作」に直面したが、足元では日韓の政府・与党間交流が加速している。奈良での首脳会談を前に、日米韓連携の現在地と課題を展望する
韓国大統領の訪中。北京は韓国を日米韓の枠組みから引き離そうと楔を打ち込むが、北朝鮮問題での無策や技術盗用の懸念が壁となる。経済協力の裏に潜む情報流出のリスクと、揺れる東アジア情勢を分析
中国共産党は2025年、中央管理幹部65人を調査対象としたと発表した。過去最多となるこの摘発は、汚職対策の枠を超え、習近平体制が官僚に求める絶対的忠誠の実態を映し出している