便秘が認知症の原因!? (下)
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ある研究では、アルツハイマー病のマウスモデルを使用して、脳内のβ-アミロイドおよびタウタンパク質の蓄積と、腸内の特定の細菌の存在との間の関連性を調査しました。これらのタンパク質の増減は、アルツハイマー病の重要な特徴となります。
研究結果によると、脳スキャンによって発見されたこれらのタンパク質レベルの上昇は、腸管中の2種類の神経保護作用の可能性がある細菌、酪酸球菌(Butyricicoccus)と腫瘍胃球菌のレベル減少と関係があり、逆に、他の2種類の細菌、バクテリア・サイトバガ(bacteria Cytophaga)とアリストペス菌(Alistipes)はレベル上昇が観測されました。
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全体として、早歩きはがんや心疾患による死亡リスク、認知症のリスクなど全死因死亡率を下げる可能性が高いです。この見解を支持する研究は、他にも数多くあり、多くの発見が得られています。
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あなたの周りには、悩んでいるときに話を聞いてくれる友人や家族がいますか? 誰かに心の内を打ち明けるのが恥ずかしいと思うことはありませんか? 誰かに聞いてもらうことで、脳の認知機能の低下を防ぐことができるという研究結果が出ています。
アルツハイマー病(一般的に認知症として知られている)は、高齢者の一般的な退行性の脳疾患であり、関連症状を早期に発見することがその後の治療に役立ちます。新しい研究によれば、歩きながら話すのが難しい場合、これは脳の認知能力の低下の兆候であり、さらには認知症の前兆である可能性もあります。
長時間、あるいは2~3時間ベッドに横たわっていても眠れない、そんな状況に陥ったことはないでしょうか。眠れない理由を考えれば考えるほど、焦燥感に駆られ、眠りにつくのが難しくなります。このようなことがたまに起こるだけでなく、週に3日は寝付けない、あるいは1か月も不眠が続くようなら、睡眠障害の可能性があり、特に注意が必要です。