9月4日、岸田文雄首相(自民党総裁)と公明党の山口那津男代表は、今後の衆院選での選挙協力に関する合意文書に署名した。写真は国会議事堂。2016年7月、都内で撮影(2022年 ロイター/Toru Hanai)

自公、東京での選挙協力に合意 両党首・幹事長が文書に署名

[東京 4日 ロイター] – 岸田文雄首相(自民党総裁)と公明党の山口那津男代表は4日、今後の衆院選での選挙協力に関する合意文書に署名した。東京都の小選挙区で候補者を相互推薦する。

両党首は、自民党の茂木敏充幹事長、公明党の石井啓一幹事長が同席の上、国会内で会談し、合意文書にそれぞれ署名した。

具体的には、自民が東京29区の公明候補者を推薦する一方、公明は自らの公認候補者を擁立しない小選挙区で自民候補者への推薦の調整を進め、選挙協力体制が整った選挙区から推薦を行う。次々回の衆院選では、東京小選挙区における公明の2議席目の確保を両党の共通目標とする。

両党首は先月31日の会談で、次期衆院選に向けて東京都でも選挙協力することで合意していた。

(杉山健太郎)

関連記事
経済産業省は20日、「排出量取引」制度について、年間10万トン以上のCO2を排出する大企業の参加を義務付ける方針を固めた。この制度には、賛否両論が寄せられている。
自民党、公明党、国民民主党の3党は、経済対策における「年収103万円の壁」の見直しを盛り込んだ修正案で合意した […]
県議会の全会一致で不信任決議を受けた斎藤元彦前知事(46)の失職に伴う知事選。17日に投開票され、斎藤氏が再選 […]
「包括的戦略パートナーシップ条約」締結など露朝関係が強化される中、中朝関係には隙間風が吹いている。元来、露中朝関係の内実はどうなのだろうか。金正日元総書記が亡くなる前に金正恩氏に「誰を信じても良いが、中共だけは信じるな」と言ったとされる。
自民党は、闇バイト強盗事件の対策強化のため、治安・テロ対策調査会を「治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会」に改組し、高市早苗氏をトップに起用する方針を固めた。高市氏が選ばれた理由は、経済安全保障担当相時代にサイバーセキュリティ対策を担当した経験があり、この問題に適任であると判断されたため。