千葉県に到着した液化天然ガスのタンカー (Photo credit should read STR/AFP via Getty Images)

海上封鎖される前に…日本のエネルギー対策 台湾有事リスクに向き合え

東アジアで中国の政治的拡張が目立つ。独裁色を日増しに強める習近平国家主席は、2027年の任期終了まで国を主導する。この27年までに、中国共産党政権の宿願である「台湾併合」を行う可能性がある。これを阻止するためには台湾、米国、そして日本の協力が鍵となる。

ところが、日本には戦争での弱点が多すぎる。いざ有事となれば、中国は弱点をついてくるだろう。なかでも、経済記者として私が事情を知るエネルギーの面での弱さは際立っている。

日本のエネルギーの自給率は5%程度しかない。化石燃料の大半は、中東と東南アジアからの輸入に頼る。原油、そして天然ガスは、シンガポールのマラッカ海峡を通過した後で、南シナ海、そして台湾とフィリピンの間のバシー海峡を通って日本に運ばれる。常時、タンカーやLNG(液化天然ガス)が日本への往復で数百隻航行している。

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