8月16日、ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相(写真)は、同国を経由したロシア産ガスの欧州向け輸送について、2024年の契約満了に伴うロシアとの更新協議には応じない意向を示した。写真はブリュッセルで昨年7月撮影(2023年 ロイター/Johanna Geron)

ウクライナ、ロシア産ガスの欧州向け輸送協議せず 24年契約満了

[16日 ロイター] – ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は16日、同国を経由したロシア産ガスの欧州向け輸送について、2024年の契約満了に伴うロシアとの更新協議には応じない意向を示した。

ハルシチェンコ氏は米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)のウクライナ語放送局に対し、「われわれはロシアとの協議には絶対に参加しない。全くもって明らかだ」と強調した。

ロシア側は、欧州で需要があるなら24年以降もウクライナ経由でガスを供給できるよう、契約更新を検討する意向を表明していた。

欧州は27年までにロシア産ガスの輸入を停止する方針を示している。 ハルシチェンコ氏はVOAに対し「来年は欧州がロシア産ガスなしで機能できるかどうかが分かるだろう」と述べた。

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