欧州で中古戦車に脚光、ウクライナ支援で各国から強い需要
(1段落目の「レオパルド1」を「レオパルト1」に修正しました)
[ブリュッセル 8日 ロイター] – かつてベルギーが所有していた中古のドイツ製戦車「レオパルト1」数十両が、ウクライナ軍への供与のため、欧州の別の国によって購入された。取引に関わった業者が8日に語った。
ベルギーのデドンデ国防相は、ウクライナに送るため戦車の買い戻しを検討したが、不当な価格を提示されたことを明らかにしている。
かつて旧式として処分され、その後に多くが民間企業の所有となっている武器への需要が高まっている。こうした動きは、ウクライナに送る武器探しで西側諸国が苦労している状況を浮き彫りにしている。
防衛企業OIPランドシステムズの最高経営責任者(CEO)、Freddy Versluys氏は、5年以上前にベルギー政府から戦車を購入。同氏はロイターに、50両の戦車全てを欧州の別の国に売却したと語った。価格は明かせないという。
同氏はリンクトインに「われわれは公正な市場価格を提示し、それを喜んで受け入れる動きがあったということだ」と書き込んだ。
戦車は現在工場に運ばれており、一部は解体して部品が使用され、他は修理が施されている。同氏によると、ウクライナの戦場に投入されるには4─6カ月かかる見通し。
*動画を付けて再送します。
関連記事
12月20日、米国務省の外交団がシリアに到着した。バッシャール・アサド政権崩壊後、ワシントン高官がダマスカスを公式訪問するのは初めてとなる。
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。
インド政府は、中国からの安価な鉄鋼輸入を抑えるため、最大25%の関税(セーフガード)の導入を検討している。この […]