8月4日、 岸田文雄首相(写真)は、マイナンバーカードをめぐるトラブル多発への対応について記者会見し、総点検の中間報告と再発防止策を8日に公表すると述べた。都内で同日代表撮影(2023年 ロイター)

衆院解散・総選挙や人事、現時点で「何も決めていない」=岸田首相

[東京 4日 ロイター] – 岸田文雄首相は4日、近く衆院解散・総選挙に打って出る可能性について「何も決めていない」と述べた。選挙戦略に先立つ内閣改造・党役員人事に関しても、同様に明言を避けた。官邸での記者会見で語った。

政権支持率の下落につながったマイナンバー対応では「デジタル敗戦は今後2度と招かない。公的基盤を一刻も早く整えたいという思いで早期普及に取り組んできた」と強調した。「(マイナカードの)普及の進め方に瑕疵があったとは考えていない」とも言及した。

デジタル先進国を実現し、マイナンバーカードを普及させることで「きめ細かい公共サービス、生活サービスを全国津々浦々で効率的に行える公的基盤を一刻も早く整えたい」と重ねて強調し、会見では、国民の不安払しょくに最優先で対応すると表明した。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。