秦剛(2013年撮影)

突然の外相解任…中国政治の「予測不可能、透明性欠如」あらわす=専門家

中国外相の秦剛氏は25日、全国人民代表大会(全人代)常務委員会で解任され、前任者の王毅氏が再任することとなった。1年足らずのスピード解任はさまざまな憶測を呼んでいるが、理由は明らかにされていない。時事評論家は、公の場から姿を消した数週間後に突如発表された人事について、中国政治、特に外交現場の混乱を示していると指摘した。

57歳のキャリア外交官である秦剛氏は、長年にわたり習近平氏の信頼を得てきた。昨年12月に外相に任命される前は、駐米国大使や外交部副部長を歴任した。姿を消す直前まで、ロシアやベトナムの当局者と面会していた。

中国全人代常務委員会は通常、2か月に一度会議を開催される。前回は6月末に開かれたばかりで、次回は8月の開催予定のはずだった。しかし、予定外となる7月開催となり、人事異動が発表された。

▶ 続きを読む
関連記事
国民政府軍は兵力に勝り、装備も整い、共産党軍を大きく上回っていた。ところが、そのわずか4年後の1949年、蔣介石は失意のうちに台湾へ退いた。背後には、蔣介石の周囲に複数の共産党スパイが潜んでおり、中には高位に就いていた者もいた事情があった
SNSの転送25件で懲役7年半の求刑。一方、数億円を貯め込んだ汚職官僚には寛大な新基準を適用。中国で加速する「官に甘く民に厳しい」司法の歪み
1987年1月2日、胡耀邦は鄧小平に宛てて辞意を示す書簡を書くよう迫られた。その後、中共は、いわゆる「民主生活会」を開き、出席者に胡耀邦への批判や意見を述べさせた。その実態は、胡耀邦を追及するための吊るし上げだった
中国共産党の反腐敗運動が異例のペースで拡大している。中共当局の発表によると、2026年第1四半期に処分された省部級高官は56人に上り、前年同期の4倍となった。背景には、権力闘争の激化に加え、財政危機をめぐる当局の思惑もあるとみている
中国の人型ロボット大会で転倒や停止などのトラブルが相次いだ。以前「先進性」を強調してきた官製メディアは論調をやや抑制。技術力誇示の演出と現実のギャップが改めて浮き彫りとなっている。