自民党の茂木敏充幹事長は25日の記者会見で、東京電力福島第1原発の処理水放出計画に対する中国の反発について「中国には科学的根拠に基づいた議論を行うように強く求めたい」と述べた。写真は福島第1原子力発電所内のタンク。3月撮影。(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

中国で放出の処理水濃度、さらに高いのも事実=茂木自民幹事長

[東京 25日 ロイター] – 自民党の茂木敏充幹事長は25日の記者会見で、東京電力福島第1原発の処理水放出計画に対する中国の反発について「中国には科学的根拠に基づいた議論を行うように強く求めたい」と述べた。その上で「実際に中国で放出されている処理水の濃度がさらに高いというのも事実だと思っている」と語った。

日本政府は処理水放出に関し、国際原子力機関(IAEA)の包括報告書の結論を踏まえて高い透明性をもって国際社会に丁寧に説明していく考えで、夏ごろを見込む放出時期の方針に変更はないとしている。

茂木幹事長は、放出時期は政府が「安全性の確保、風評対策の取り組みの状況を確認しつつ、適切に判断する」とした。

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