三菱重、次世代原発の「高速炉実証炉」開発設計統括に 政府が選定
[東京 12日 ロイター] – 三菱重工業は12日、日本政府が2040年代の運転開始を目指す次世代型原子炉の高速炉実証炉について、設計・開発を担う中核企業に選ばれたと発表した。日本政府は廃炉となる原発の敷地内で次世代型原子炉の開発・建設を推進する方針を表明しており、脱炭素化とエネルギーの安定供給の両立を狙う。
高速炉は、高レベルの放射性廃棄物を従来から低減し、エネルギーの有効活用・自立の点から、核燃料サイクルを推進する国の基本方針に貢献できる技術として実用化が期待されている。
三菱重は1960年代から高速炉開発に取り組み、実験炉「常陽」、原型炉「もんじゅ」の開発・建設への参画、海外での共同開発などを通じて技術を蓄積している。同社原子力セグメント長の加藤顕彦常務執行役員は「今回の選定はこれまでの高速炉開発における豊富な実績と高い技術力が評価されたものと受け止めている」とコメント、「国の方針に基づき、国内実証炉実現に向けて取り組んでいく」とした。
*写真キャプションを修正して再送します。
関連記事
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]