ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長(写真左)は7月11日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国がウクライナへの軍事支援を拡大した結果、「第3次世界大戦に近づいた」との見方を示した。ボルゴグラードの軍訓練施設で6月代表撮影(2023年 ロイター)

第3次世界大戦に「近づく」、NATO支援拡大で=ロシア前大統領

[12日 ロイター] – ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は11日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国がウクライナへの軍事支援を拡大した結果、「第3次世界大戦に近づいた」との見方を示した。

リトアニアの首都ビリニュスで開かれているNATO首脳会議で複数の国がウクライナへの追加の軍事・財政支援を表明したことを受け、メドベージェフ氏は通信アプリ「テレグラム」への投稿で「完全に狂った西側諸国は他に何も思いつくことができない。実際、行き詰まっている」とした。

「ロシアにとってこれが何を意味するのかは明らかだ。特別軍事作戦を同じ目標で継続する」とし、ウクライナ侵攻の目標達成を阻害する要因にはならないとの認識を示した。

メドベージェフ氏はまた、ウクライナがすでにクラスター弾を使用しているとの報道を受け、ロシア軍がクラスター弾を使用する必要性を訴えた。

米国はウクライナへのクラスター弾供与を発表している。

ロシアのショイグ国防相は11日、米国がウクライナにクラスター弾を供与すれば、ロシアは「同様の」攻撃手段を使わざるを得なくなると述べた。

関連記事
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月17日、英国改革党リフォームUKのナイジェル・ファラージ党首は、イーロン・マスク氏が同党への政治献金を「真剣に検討している」と明かした。同党は、イングランド北部や東部、ウェールズで選挙活動を拡大し、次の地方選挙での躍進を目指している。
シリアのアサド政権崩壊が、中国人の間で議論を巻き起こしている。中共の友人であったアサド政権の急速な崩壊は、独裁政権の脆弱性を象徴し、中国でも同様の変化が起こる可能性を示唆。ネット上では中共の崩壊を期待する声も
フランス・パリのノートルダム大聖堂は、壊滅的な火災から5年で再建を終え、12月7日に再開した。フランスのマクロ […]
EUはTikTokに対して、ルーマニア選挙関連のデータを凍結するよう命じた。これはデジタルサービス法に基づく措置である。親ロシア派のカリン・ジョルジェスク氏が選挙で意外な勝利を収めた後、EUと米国は外国の干渉について懸念を表明。