第3次世界大戦に「近づく」、NATO支援拡大で=ロシア前大統領
[12日 ロイター] – ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は11日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国がウクライナへの軍事支援を拡大した結果、「第3次世界大戦に近づいた」との見方を示した。
リトアニアの首都ビリニュスで開かれているNATO首脳会議で複数の国がウクライナへの追加の軍事・財政支援を表明したことを受け、メドベージェフ氏は通信アプリ「テレグラム」への投稿で「完全に狂った西側諸国は他に何も思いつくことができない。実際、行き詰まっている」とした。
「ロシアにとってこれが何を意味するのかは明らかだ。特別軍事作戦を同じ目標で継続する」とし、ウクライナ侵攻の目標達成を阻害する要因にはならないとの認識を示した。
メドベージェフ氏はまた、ウクライナがすでにクラスター弾を使用しているとの報道を受け、ロシア軍がクラスター弾を使用する必要性を訴えた。
米国はウクライナへのクラスター弾供与を発表している。
ロシアのショイグ国防相は11日、米国がウクライナにクラスター弾を供与すれば、ロシアは「同様の」攻撃手段を使わざるを得なくなると述べた。
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