中国スパイ気球に米国製機器、映像情報など収集=WSJ
[28日 ロイター] – 今年初めに米国上空を通過した中国のスパイ気球は米国の技術を使用して映像情報などを収集していたと、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が28日に伝えた。
米当局者の話として、複数の国防・情報機関の分析では市販の米国製機器のほか、中国に送信する写真や映像などの情報を収集するための特殊な中国製センサーなども搭載されていたと報じた。
今回の暫定的な調査結果は中国が主張していたような気象観測のためではなく、諜報活動を目的としていたという結論を裏付けるものだという。
しかし、気球は8日間にわたるアラスカ、カナダ、その他いくつかの米国の州の上空を通過した際に集めたデータを中国に送っていたことはなかったようだと、WSJは指摘している。
ホワイトハウスと連邦捜査局(FBI)からは今のところコメントを得られていない。
米国は2月、軍事施設上空を飛行した気球を撃墜。外交危機につながった。
関連記事
アメリカの次期大統領トランプ氏は26日、ジム・オニール氏を保健福祉省(HHS)の副長官に指名することを発表した。オニール氏はジョージ・W・ブッシュ政権(2001年ー2009年)の際にはアメリカ保健福祉省の首席補佐副長官を務めていた。
トランプ次期大統領は27日、メキシコのシェインバウム大統領と会談し、「(米国の)南部国境を事実上閉鎖することに同意した」と述べた。しかし、メキシコの大統領は閉鎖することはないと述べるなど意見が食い違う事態となった。
トランプ次期政権の閣僚候補とスタッフが爆破予告と「スワッティング」の標的に。法執行機関が迅速に対応し、安全を確保。具体的な対象者や詳細は未公表。FBIも捜査を強化し、市民に協力を呼びかけています。
トランプ政権で進むアメリカ教育改革。その焦点は学校選択制の拡大、ジェンダー思想やCRTの排除、高等教育支援の見直しに。保護者や教育者に注目の政策とは?
韓国のシンクタンクは台湾問題に関する戦略会議に、韓国を含めるようトランプ氏に要求した。また米国、日本、韓国の3か国が協力し、構造的な地域安全保障の枠組みを構築することを呼びかけた。アメリカ政府は、台湾の自衛能力を支援することを約束している。