米、インドとの連携強化を期待 南シナ海問題巡り=国務次官補
[ワシントン 28日 ロイター] – クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は28日、中国が他の国と数々の領有権争いを繰り広げている南シナ海の問題を巡り、米国とインドのパートナーシップが強化されるとの見通しを示した。
クリテンブリンク氏はワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)で、領有権争いが見られる海域で中国の「威圧」が高まっていると指摘。インドが南シナ海で一段と大きな役割を果たし、米国との協力関係が深まるかとの質問に対し「その通りだ」と答え、日米豪印4カ国による連携の枠組み「クアッド」の協力関係が深まるとの見方を示した。
その上で、世界の平和と安定というビジョンを共有する同盟国やパートナーの能力を高めることが米国の焦点になっているとし、「こうしたビジョンを共有するいかなる国との協力も歓迎する。インドもこれに含まれる」と指摘。中国を念頭に「大国が小国をいじめるべきではない」と述べた。
関連記事
米政府監査院(GAO)の分析で、オバマケア補助金に社会保障番号の不正利用や死亡者の名義悪用が多数確認され、数十億ドル規模の損失が生じている可能性が明らかになった
未成年を脅迫し深刻な搾取を行う「764」ネットワークがアメリカで急拡大している。FBIと司法省は解体に向けて捜査を強化。被害実態や背景、家庭で求められる防衛策をまとめた
FBIのパテル長官が、児童救出、スパイ網摘発、殺人率の大幅低下など就任後10か月の成果を語った。フェンタニル密輸やアンティファ資金、焼却予定の機密文書発見など最新状況も明らかに
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
2021年1月6日のアメリカ議事堂襲撃事件前夜、コロンビア特区でパイプ爆弾を設置したとされる男が約5年ぶりに逮捕された