米、北朝鮮の核攻撃抑止に「実質」措置表明へ 米韓首脳会談=米高官
[ワシントン 21日 ロイター] – バイデン米大統領は来週の米韓首脳会談で、北朝鮮による韓国への核攻撃を抑止する確約を強化するために「実質的」な措置を表明する。米政府高官が21日、明らかにした。
韓国の尹錫悦大統領は24─30日の日程で米国を訪問し、26日にバイデン大統領と会談する。
米政府高官はロイターに対し「核抑止力に対する米国のコミットメントが揺るぎないものであるとこれまでも極めて明確に示してきた」とし、「バイデン大統領は(このコミットメントを)強調し、北朝鮮の挑発に直面しても韓国と共にあるという米国のコミットメントを明確にするための実質的な措置を表明する」と述べた。ただ詳細については明らかにしなかった。
韓国では北朝鮮による攻撃に備えるために自国で核兵器を開発すべきとの世論が高まりつつあり、ソウルのアジアン・インスティチュート・フォー・ポリシー・スタディーズが今月6日に実施した調査では、64.3%が核兵器開発を支持。52.9%が北朝鮮の核攻撃を受けた場合は米国が核兵器を使って韓国を守ると確信していると回答した。
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