松野博一官房長官は13日午前の記者会見で、北朝鮮が同日朝に発射した弾道ミサイルに関連し、北海道を対象とした落下情報がその後訂正されたことについて、ミサイルなどの危険性を速やかに通知する「Jアラートの役割に鑑みれば、発出判断そのものは適切だった」との見方を示した。都内で2021年10月撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Jアラート発出判断は適切、レーダーから消失=北朝鮮ミサイルで官房長官

[東京 13日 ロイター] – 松野博一官房長官は13日午前の記者会見で、北朝鮮が同日朝に発射した弾道ミサイルに関連し、北海道を対象とした落下情報がその後訂正されたことについて、ミサイルなどの危険性を速やかに通知する「Jアラートの役割に鑑みれば、発出判断そのものは適切だった」との見方を示した。

Jアラート発出の経緯を巡っては「北海道に落下する可能性のあるミサイルを探知したところ、探知の直後、レーダーから消失していた」と述べた。その上で「限られた探知の情報の中でシステムがそうした航跡を生成したため、国民の安全を最優先する観点から発出した」としている。松野官房長官は、情報を訂正したのではなく、あらためて情報を提供したとの認識を示した。現時点でミサイルの落下地点など詳細は分析中だという。

松野氏は、北朝鮮の一連の行動は断じて容認できず、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に対して厳重に抗議したと語った。

▶ 続きを読む
関連記事
2026年度上半期の空自の緊急発進は442回で、前年同期比約67%増。中共機への対応が285回と最多を占める一方、ロシア機への対応は152回と約2.6倍に増えた。北部・西部でも対応が大幅に増加した
防衛省統合幕僚監部は10月14日、中共海軍の空母「遼寧」を含む艦艇計4隻が沖縄本島と宮古島の間を通過し、太平洋へ進出したと発表。石垣島の南約250キロの海域で「遼寧」から艦載戦闘機が発着艦する様子も確認された
小泉防衛相は10月14日の衆院予算委で、中共政府の「新型軍国主義」言説に「核兵器も戦略爆撃機も持っていない国に対し、いずれも持つ国がそう主張する」と指摘。中共政府の言説に「共感する国がいるのか」と疑問を呈した
小泉防衛相は10月13日の閣議後記者会見で、北朝鮮による弾道ミサイル発射の増加や、中国の軍事力増強、ロシアと中国の軍事連携の動きなどを挙げ、日本を取り巻く安全保障環境が「戦後最も厳しく複雑」になっているとの認識を示した。
防衛省は10月9日、「即応宇宙輸送能力」の調査研究開始を発表した。有事などで失われた衛星機能の迅速な回復を目指し、民間からロケットの製造・打ち上げ方法の提案を募る。安全保障と宇宙産業の接点となる一方、実用化の時期や予算規模は未定だ