米中間の宇宙覇権をめぐる争いが激化している。写真はH3ロケット発射の様子 (Photo by STR/JIJI Press/AFP via Getty Images)

【寄稿】激しさ増す米中の宇宙覇権争い 防衛から切り離された日本の宇宙開発は生き残れるのか

3月7日、日本の次世代大型ロケットH3の打ち上げは失敗した。2月17日に打ち上げが計画されていたが、このとき1段目のメインエンジンに着火したものの補助ロケットに着火せず、打ち上げは中止となった。

今般は万全を期して打ち上げに臨んで、1段目には着火してロケットは打ちあがったものの、2段目に着火せず、打ち上げは失敗に終わった。H3はH2の後継として日本が総力を挙げて開発に取り組んできただけに、関係者に与えた衝撃は計り知れない。

開発に取り組んできた技術者の涙ぐましい努力と苦労は、しばしば報道されており、疑いようもなく真摯なものであり敬服に値する。この失敗にめげずに挑戦を続けてもらいたいと私も心から願うものである。

▶ 続きを読む
関連記事
世界一の長寿企業国・日本。創業1400年の金剛組や500年のとらやなど、300年を超える老舗には利益よりも大切な「家訓」があった。時代が変わっても揺らぐことのない東洋の道徳観「義」の精神と経営の真髄に迫る
米国防総省は調達制度を刷新し、低コスト・大量生産のドローン戦略へ転換。「ガントレット」試験により企業を実戦環境で即時選抜し、迅速配備と技術更新を実現する
ウクライナ軍のドローン主導戦術が、ロシアの大規模装甲攻勢を撃退。低コスト兵器が高価な戦車を無力化し、戦場の構造と戦術を根本から変えつつある
パナソニック創業者・松下幸之助が掲げた「水道哲学」と儒教の「仁」の思想の響き合いを描いた一文。モノづくりを通じて人々の生活を支え、社員の人格を育んだ希代の経営者の哲学と、その真意に迫る
中国による南太平洋への弾道ミサイル発射と米豪への影響、それに応じたインドの軍事・外交的対抗策、そしてトランプ政権下での米国の孤立主義回帰による「インド太平洋戦略」の変容と今後の国際情勢を解説する