近視、頭痛、手足の震えを和らげる魔法のツボ

毎日5分間耳をマッサージすると、偏頭痛が改善され、睡眠の質も良くなります。いつでもどこでも、簡単にできるデトックスマッサージです!

耳たぶをマッサージして、眼精疲労を軽減

耳たぶをマッサージして、眼精疲労を軽減(kogome / PIXTA)

デジタル機器を長時間使用したときに目が疲れてきて、視界がぼやけてくるでしょう。

耳たぶの真ん中あたりを押しながら回したりしましょう。ここに「目(もく)」というツボがあり、漢字の通り私たちの目のことです。ここをマッサージすることで目の疲労が改善されます。

また、こうして耳たぶを引っ張り、1日に15回や20回でも、あるいはこの部分を熱く感じるまでマッサージをすると、なんと視力が改善されるのです!

3つのツボが目の問題を解決!

実は、耳には非常に役に立つツボが3つあります。お年寄りが老眼で悩まされていたり、子どもがゲームし過ぎて近視になったり、そんな時は、この3つのツボをマッサージすると良いでしょう!

この3つのツボは「頚三(けいさん)」、「視神経」、「眼筋(がんきん)」です。

●頚三のツボ

 

ここでこのように指先、あるいは爪の先で強く押します。

頚三のツボは、C3頚神経に対応しており、この神経は首から、後頭葉、視神経までつながってます。頚三のツボを押すことによって、視覚野が刺激されます。特に近視のある方は押してみてください。

●視神経のツボ

視神経のツボ(エポックタイムズ 製図)

また、視神経のツボも対珠にあります。この3つのポイントの上の点が視神経というツボです。

視神経の役割は眼内に入った映像の情報を脳に伝えることです。

●眼筋のツボ

眼筋(がんきん)も脳神経にあり、その名前の通り、眼の筋肉です。では、眼筋は耳のどのあたりに対応しているのでしょうか?

眼筋のツボ(エポックタイムズ 製図)

耳珠と対珠の間に窪みがあります。もっとも手前のところは「嗅神経」で、その1つ奥の点が眼筋のツボです。

このツボを刺激すると、眼のすべての筋肉が活性化され、眼球の動きが速くなり、回すときも楽に感じるでしょう。

この3つのツボを定期的にマッサージすることで、老眼、近視、弱視、その他さまざまな眼の不調もだんだんと改善されていくでしょう。

コメントで近視になって10年間に、毎年眼鏡の度数が10度ずつ増えて、もうすぐ-10.0になる方がいらっしゃいました。まだ30歳にもなっていないのに、どうしたらいいだろうという相談がありました。ツボの位置が小さく見つけづらいという方もいるでしょう。大丈夫です。この3つのツボのある部分全体をマッサージしていきましょう。目の調子が少しずつよくなっていきますよ。

また、目が疲れやすい方も、耳たぶの真ん中あたりをマッサージして、目の疲れをほぐしましょう。

魔法のツボその1:「痛み止めのツボ」

さらにボーナスとして、耳にある魔法のツボを教えましょう。「痛み止めのツボ」です。発見当初は頭痛が緩和されることから「頭痛緩和のツボ」と呼ばれていました。その後、頭痛だけでなく、体中のあらゆる痛みを緩和する効果もあると分かったのです。

痛み止めのツボ(エポックタイムズ 製図)

対珠の内側に逆三角形のような平面があります。この点ポイントが「痛み止めのツボ」です。

このツボは「快眠」効果を兼備していますが、夜に押すと逆に元気になります。昼間に押しながらマッサージしていくと、夜はぐっすりと眠れるでしょう。

ただし、「痛み止めのツボ」はただ痛みを緩和するだけで、痛みの原因となる病症を治すことはできないので、注意しましょう。

魔法のツボその2:「振戦止めのツボ」

振戦止めのツボ(エポックタイムズ 製図)

痛み止めのツボの下が、「振戦(しんせん)止めのツボ」です。

振戦止めのツボは、脳の前頭葉の一次運動野に対応しています。この領域は運動の指令を送り出す神経細胞が集まっており、震えや痙攣(けいれん)などもここに関連しています。

そのため、この振戦止めのツボに刺激を与えることで、手足のしびれや震えが改善されます。ここも痛み止めのツボと同じように、ただ震えを緩和させるだけで、病症まで治すことはできません。

胡乃文
台湾台北市にある上海同徳堂の伝統中国医学医師。カリフォルニア州サニーベールのNine Star University of Health sciencesの教授であり、また、スタンフォード研究所で生命科学の研究員としての経験を持つ。20年以上の臨床経験を通じて、14万人以上の患者を治療。中医学を用いて世界で5人目の悪性黒色腫患者を治癒させたことで名を馳せる。現在、登録者数70万人を超えるYouTubeの健康番組を主宰。また、オーストラリアや北米などで開催されている健康とウェルネスに関する人気のロードショーでも知られている。