日米、EV電池向け重要鉱物の確保で協定 日本車にも税優遇
[ワシントン/東京 28日 ロイター] – 日米両政府は28日、電気自動車(EV)用電池に使う重要鉱物について貿易協定を結ぶ方針を明らかにした。電池のサプライチェーン(供給網)を互いに強化し、特定国への依存度を下げる。日本の自動車メーカーは、米国の新たなEV税控除の適用を受けられるようになる。
米政権高官によると、協定はEV電池に使う重要鉱物について、両国が相互の輸出を制限することを禁じる内容。リチウム、ニッケル、コバルト、グラファイト(黒鉛)、マンガンが含まれる。日米がこの分野で外国の「非市場的な政策や慣行」に対抗し、自国の重要鉱物サプライチェーンに対する外国からの投資を点検することを定めた。
西村康稔経産相は同日の会見で、「生産に不可欠な重要な鉱物を確保することが喫緊の課題」とし、持続可能で公平なサプライチェーンの確保に向けた協力の強化を通じて、日米や同志国との連携による強靭なサプライチェーン構築を目指すと述べた。
関連記事
日本銀行は6月15日、2日間の日程で金融政策決定会合を開始した。翌16日には、現在0.75%程度としている政策金利を1.0%程度へ引き上げる方針だ。
6月15日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は大幅に3日続伸し、前営業日比3297円46銭高の6万9317円50銭で取引を終えた
日本政府は今夏、グリーンランドでレアアース調査を開始。中国依存の低減と供給網の多様化を狙い、採掘可能性や輸送・精錬体制の構築を視野に入れる
宇宙、AI、市場制度が絡み合う米中覇権レースの最前線を、SpaceXの史上最大IPOと日本の通信・インフラ安保の死角から読み解く。今後5年の地政学リスクと、日本が生き残るための要諦を提示する特別レポート
資源エネルギー庁の「今後の原子力政策の方向性と行動指針」改定案を解説。将来の建て替え規模の初明示をはじめ、既設炉の最大限活用、次世代革新炉の開発、バックエンド対策など、原子力を長期活用するための包括的なロードマップに迫る