3月24日、 中国のリチウム価格はこの4週間だけで34%も急落するなど、今年に入り予想を超えるペースで下げている。東莞市のバッテリー工場で2018年10月撮影(2023年 ロイター/Joyce Zhou)

中国のリチウム価格、想定超えるペースで急落、EV向け需要鈍化

[北京 24日 ロイター] – 中国のリチウム価格はこの4週間だけで34%も急落するなど、今年に入り予想を超えるペースで下げている。電気自動車(EV)向けの需要が落ち込み、在庫が積み上がっているためだ。

ファストマーケッツがまとめた炭酸リチウムのスポット価格は今週、1トン=26万元(3万8079.06ドル)に下落し、昨年11月の半値以下の水準となった。

価格は昨年終盤から下落傾向で、11月から2月までの3カ月間に22%下げたが、この4週間で下落ペースに拍車がかかった。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の著名経済学者・高善文氏が死去。GDP統計に疑問を呈した後、習近平指示で調査対象となったと米紙が報道。発言機会の制限や講演中止が続き、晩年は公の場から遠ざかっていた
不動産バブル崩壊、消費低迷、投資減速。中国経済は次の成長エンジンを見いだせるのか。専門家は、AI「DeepSeek」のような技術革新だけでは構造的な課題は解決できないと分析。さらに「最大の足かせは共産党体制そのもの」と指摘する
中国市場の低迷と地元EV勢の台頭により、VW・BMW・ベンツの販売が3割超減。内燃機関依存や若年層ニーズの変化が影響し、各社は戦略転換と製品削減を迫られている
中国の自動車ディーラーは経営圧力が強まっている。7割超の店舗が上半期の販売目標を達成できず、販売員の収入減や管理職給与ゼロの動きも伝えられている
中共が採算を度外視してまで輸出を支え続ける理由は、単なる利益ではない。雇用、外貨、過剰生産、そして世界市場での主導権という、政権維持にも関わる構造がある