いかに優秀な兵器を運用しても、情報戦に敗れれば部隊は壊滅的な打撃を受ける(大紀元)

【寄稿】暗号解読の威力【現代情報戦争の概略】

2 暗号解読の威力

冒頭で、第一次世界大戦に触れた。いうまでもなく第一次世界大戦は、飛行機、戦車、潜水艦、機関銃、塹壕、大量破壊兵器(毒ガス)など正規戦用の近代兵器の見本市のような戦争だった。

だが同時に、近代的な情報戦争の形態が出現したのもまた第一次世界大戦なのである。これについては拙著「エシュロンと情報戦争」(文春新書2002年)で詳述したが、この技術が第二次世界大戦でさらに発展して、今日に至っている。その近代的な情報戦争の技術の中心は通信傍受と暗号解読である。

▶ 続きを読む
関連記事
中国が潜水艦発射型ICBMを太平洋で試射。核戦力誇示、軍内部統制、対米交渉戦略という三つの狙いを軸に、国際社会への影響とリスクを読み解く
比中仲裁判断から10年。日本や同志国が「法の支配」を訴える裏で、赤龍・中国共産党は国際法を嘲笑い、軍事化を強行している。法律を「支配の道具」と見なす彼らの本性と、人類壊滅を狙う驚愕の陰謀を暴く
キューバ革命とベネズエラの激変を検証し、過激な政治変革が単なる「赤貧」ではなく、格差の可視化や「道徳の空洞化」から生まれるメカニズムを解明。混迷する現代の西側社会や日本に警鐘を鳴らす
日中関係の緊迫化に伴い相次ぐ邦人拘束やレアアース規制。資源依存からの脱却と経済安全保障の強化を迫られる中、ビジネスの建前を排し、自由と尊厳を守る独立国家としての「本心」に目覚め始めた日本を描く論評
米国の選挙制度への信頼が揺らぐ中、市民権の証明を義務付ける「SAVE法」が注目を集めています。不正が存在しないとする反対派の主張の誤りを指摘し、公平な選挙を実現するための責務と国益について深く考察します