デンマーク、ドイツ、スウェーデン3カ国は21日、国連安全保障理事会に共同書簡を送り、ロシアから欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム」で昨年9月に起きた爆発に関する調査はまだ終了していないと報告した。2022年3月撮影(2023年 ロイター/Hannibal Hanschke)

ノルドストリーム爆発調査は継続中、デンマーク・独などが国連に書簡

[国連/コペンハーゲン 21日 ロイター] – デンマーク、ドイツ、スウェーデン3カ国は21日、国連安全保障理事会に共同書簡を送り、ロシアから欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム」で昨年9月に起きた爆発に関する調査はまだ終了していないと報告した。

書簡は、パイプラインの被害は現時点で「破壊工作による強力な爆発」が原因と立証しているとした上で、「これら調査はまだ終了しておらず、いつ結論が出るかは不明」とした。

国連安保理はこの日、ロシアが爆発に関する独立調査を要請したことを受けて協議を行った。ただ、独立調査を巡る採決の日程はまだ決まっていない。

▶ 続きを読む
関連記事
フランスの血液保管施設がサイバー攻撃を受け、冷凍庫の設定温度が最高110度に改ざんされた疑いが浮上。血液製剤に被害はなかった。欧州各国でも冷蔵・冷凍設備へのハッキング被害が報告されている
英国議会の委員会が、中国製コネクテッドカーやIoT機器の安全保障リスクを警告。中共による情報収集や遠隔操作を懸念し、重要インフラへの導入制限を提言した。英国の大学と中共軍関連機関の共同研究にも警鐘
欧州7か国でスーパーの冷蔵・冷凍設備を狙ったサイバー攻撃が相次いでいる。ハッカーが設定温度を最高50度に変更し、大量の食品が傷んで廃棄された。フランスでは最大700店舗が被害を受けた。各国当局が調査している
10月31日、ドイツやフランス、スイスなど欧州各地で物価高や教育問題、緊縮財政に抗議する大規模デモが発生。一部では暴動に発展し、店舗の略奪や警察との衝突が起きた。過激派の関与も指摘されている
欧州が再び不穏な状況になっている。10月30日、イタリア各地で大規模な抗議活動が発生した。フランスとドイツでも、市民が10月31日に街頭デモを行う準備を進めている。ドイツの当局者は、フランスの混乱がドイツでも繰り返される可能性を懸念している。