デンマーク、ドイツ、スウェーデン3カ国は21日、国連安全保障理事会に共同書簡を送り、ロシアから欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム」で昨年9月に起きた爆発に関する調査はまだ終了していないと報告した。2022年3月撮影(2023年 ロイター/Hannibal Hanschke)

ノルドストリーム爆発調査は継続中、デンマーク・独などが国連に書簡

[国連/コペンハーゲン 21日 ロイター] – デンマーク、ドイツ、スウェーデン3カ国は21日、国連安全保障理事会に共同書簡を送り、ロシアから欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム」で昨年9月に起きた爆発に関する調査はまだ終了していないと報告した。

書簡は、パイプラインの被害は現時点で「破壊工作による強力な爆発」が原因と立証しているとした上で、「これら調査はまだ終了しておらず、いつ結論が出るかは不明」とした。

国連安保理はこの日、ロシアが爆発に関する独立調査を要請したことを受けて協議を行った。ただ、独立調査を巡る採決の日程はまだ決まっていない。

ロシアのポリアンスキー国連次席大使は週内に採決を目指す考え。今週24日はロシアがウクライナ侵攻を開始してから1年目を迎えるため、国連総会や安保理の会合が予定されており、採決と重なる可能性もある。

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