「米空母から写真撮れる」…米陸軍予備役だった中国人 スパイ活動で実刑判決
米連邦裁判所は25日、中国の情報機関のためにスパイ活動を行ったとして、シカゴ在住で中国籍の紀超群(音訳、Ji Chaoqun)被告に懲役8年の実刑判決を言い渡した。
裁判資料によると、紀は江蘇省国家安全部の指示で、米国の科学者やエンジニア、防衛関連企業の従業員の個人情報を同部に渡していた。いずれも、同部での採用を見込んでいた中国や台湾の出身者だという。
紀に指示を出していたのは、江蘇省国家安全部の高官諜報員・徐延軍。徐には昨年、経済スパイ法に関わる罪などで懲役20年の実刑判決が下っている。徐はGEアビエーションや軍供給会社を含む航空会社から企業秘密を盗み取ろうとしていた。
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