ハーバード大学の科学者
「宇宙は高層生命の産物である」
米国の権威のある雑誌「サイエンティフィック・アメリカン」のコラムには、「私たちが住んでいる宇宙は、もっと高いレベルの生命によって作られたのではないか」という衝撃的な説が掲載されました。
この記事の著者であるハーバード大学天文学部の元学長のアヴィ・ローブ(Avi Loeb)氏は、「現在の人類の理論では量子力学と古典力学を組み合わせることはできないが、高度な知恵を持つ生命体なら、その謎を理解し、子宇宙を作り出す能力を持っているかもしれない」と考えています。
「コズミック・ウェブ」と
「ニューラルネットワーク」
2020年末に『Frontiers in Physics』誌に掲載された論文では、銀河を結ぶ「コズミック・ウェブ(宇宙網)」と、脳内の神経細胞のネットワーク、「ニューラルネットワーク」の驚くべき類似性を詳述しています。
私たち人間の脳は、間違いなく世界で最も複雑な構造の一つです。 現在の研究によると、 神経細胞は、軸索と樹状突起と呼ばれる結合部を通して互いに連絡を取り合い、広大な神経のネットワークを形成しています。このネットワークには、なんと100兆個のコネクションがあるのです。
では、宇宙はどんな状況でしょうか。 科学者は地球を中心とした全方位で観測できる最も遠い範囲を「可視宇宙」と呼んでおり、この中には、数千億から数兆の銀河が存在しています。
また、星と星の間には通常物質と暗黒物質の細いフィラメントが何百万光年も続いており、このように、宇宙は銀河団の広大なネットワークと考えることができ、それらはニューラルネットワークと同様、相互に繋がっているのです。
研究によると、コズミック・ウェブとニューラルネットワークの構造は、物体の一部と全体が自己相似している性質を持っていることが分かりました。そのパターンは自己複製が可能で、どのスケールから見ても同じに見えます。
しかし、コズミック・ウェブとニューラルネットワークは、小さいスケールと大きいスケールでは全く違って見えます。 例えば、人間の脳は全体としてニューラルネットには見えないし、太陽系も宇宙網には見えません。
これは、2012年「Scientific Reports」に掲載された論文と一致しています。 カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究者たちは、コンピュータ・シミュレーションを通じて、宇宙が大きくなるにつれて時空も大きくなり、やがてネットのように互いにリンクし合うといいます。脳の神経細胞の発達も同様で、主体となる個々の装置を調整しながら成長とともにゆっくりとネットワークを形成していきます。
さらに、宇宙をモデル化するのに必要なコンピュータのデータ量が、人間の脳の理論的なメモリ保存限界に匹敵することが発見されました。このことは、人間が理論上、観測可能な宇宙の構造の大部分を脳内に保存できることを示唆しています。
詳しくはEPOCH TVをご覧ください。
https://www.epochtimes.jp/2022/12/128595.html
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