米国史上最も偉大な大統領の一人であるロナルド・レーガン氏はかつて公に、進化論を否定する立場を表明していました。
1980年8月当時、まだ大統領候補だったレーガン氏は「進化論は理論であり、科学的な理論でしかない。科学界はそれを絶対的に正しいとは認めていない」「最近の発見は、進化論の重大な欠陥を指摘している」と話しました。
では、進化論にはどんな重大な欠陥があったのでしょうか?
ニーズに合わせて設計された「反復説」
進化論が提唱された当初、それは一つの仮説に過ぎず、ダーウィン本人も、明確な確信を持てなかったのです。しかし、一部の無神論者の科学者にとっては好都合で、もし、その仮説を証明できれば、神の存在を消し去ることができるからです。
証拠がないため、作り上げることとなりました。それこそ、生物史上最大の「でっちあげ」である「反復説」です。
19世紀、ドイツの生物学者エルンスト・ヘッケル(Ernst Haeckel)はこれを証明するために、異なった脊椎動物の胚が同じ発生段階を通過するかのように描いた「胚の成長比較図」を描きました。
しかし、その後、1997年、英国の発生学者マイケル・K・リチャードソン(Michael K. Richardson)は、ヒトの胚が魚のようにはとても見えないとして、一生かけて胚の研究をしてきました。同年8月、リチャードソン氏は学術雑誌「Anatomy and Embryology」でヘッケルの嘘を暴いた重大論文を発表しました。
ヘッケルは意図的に元から似ている胚を選び、さらに手を加えて修正しました。他の動物の胚の図も全てヘッケルの手によって改ざんが施されたのです。
この報告書が出ると、科学界全体が揺れました。いわゆる「重要な証拠」まで偽物となると、進化論も偽物なのだろうかと、人々は議論を始めました。このようにして、圧倒的な証拠を前にして、反復説はすぐに覆されました。
「人類の祖先」の神話
しかし、進化論の偽の証拠はヘッケルの胚図だけではありません。かつて教科書に載った「人類の祖先」の化石とされる「ピルトダウン人(Piltdown Man)」というのも、偽の証拠だったのです。
1953年、オックスフォード大学の研究者らは、この「ピルトダウン人」に対する鑑定を開始しました。その結果、その下顎骨はオランウータンのもので、脳頭骨はヒトのものであることが判明しました。しかも、整形の痕が見られたため、捏造されたものであると断定されました。
また、一度はヒトと猿の共通の祖先とされた「ルーシー(Lucy)」も、「アウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)」というすでに絶滅した猿であることが鑑定でわかっています
進化では説明できないこと
それでは進化論に関する数えきれない偽の証拠の後は、進化論では説明できないことについて話してみましょう。
例えば、シマウマの体にある柄。シマウマがどのようにしてこの白黒の縞模様に「進化」したのかは、生物界では長年の謎とされていました。
そして、キリンの首もそうです。進化論によれば、キリンの首が長くなったのは、もっと高いところの葉を食べるために、どんどん伸びていった、ということになっています。しかし、もし低い場所に食べられる葉や草がなかったとしたら、なぜ同じ時代を生きた牛や羊、そして鹿などは絶滅しなかったのでしょうか。
そして同様に不思議なのは、毎年のサケの回帰現象です。この現象は、生物界にとってはずっと説明できない謎とされてきました。
深い海で自分を太らせたサケたちは、大きくなれば、急いで故郷へ帰ろうとします。そしていったん河口に入ると、食事もせず一心に道を急ぎます。すると、河原にいる人たちや、森にすむクマたちが取って食べます。
サケの一生というのは、2つの目標しかありません。自分を太らせることと、他人に食べさせることです。これでは進化論のルールに全く沿っていません。この千万年の間、サケはどうして、海の中で自由に暮らす品種へと進化を遂げなかったのでしょうか?
いわゆる「進化」というのは、自分の生存に有利になるように進むことですので、進化論ではすべての生き物は本質的に利己的であることを前提にしています。となると、サケはどのような条件下で「進化」して、このように無私に我が身を差し出すようになったのでしょうか?誰にも説明できません。
サケの回帰の目的地の1つでもある、カナダ西海岸にある原始の森「グレート・ベア・レインフォレスト」には 先住民たちが「神聖な存在」とする伝説の白いクマ「スピリットベア(精霊のクマ)」が生息しています。
この白いクマはホッキョクグマの親戚でもなければ、白皮症などの病気でもありません。彼らは現地のアメリカクロクマの一族のメンバーです。親の色を問わず、10頭に1頭の割合で、白い体毛の子グマが生まれます。
科学者たちは、これが劣性遺伝によるものと考えていますが、しかし、それでは、なぜ10頭に1頭の割合で白いクマが産まれるのか説明がつきません。
現地の先住民たちは、「自分達の創世神は1万年前の氷河期の終わりに自分達の世界を創った。あの時の真っ白でキレイな世界を記念するために、神は黒いクマ10頭に1頭の割合で白いクマが産まれるように創った」と解釈しています。
詳しくはEPOCH TVをご覧ください。
https://www.epochtimes.jp/2022/06/108826.html
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