2018年7月、共同パトロールを上海で実施するイタリアの警察官と中国の警察官(Photo by Getty Images)

イタリア、中国との「共同パトロール」停止…中国の海外警察署めぐり

中国が国外に非公式に設置している海外警察署をめぐり、イタリアは中国警察官との「共同パトロール」を停止すると発表した。マッテーオ・ピアンテドージ内務相が19日付の現地紙「イル・フォッリョ」とのインタビュー記事の中で明らかにした。

スペインの人権団体「セーフガード・デフェンダーズ」は5日に発表した報告書のなかで、中国当局とイタリア政府は2015年に共同パトロール関する二国間協定を締結したと指摘した。ローマやミラノなどに11の海外警察署が設置されており、イタリア警察は2016年から2018年にかけて中国警察と共同パトロールを行っていたという。

報告書には、中国当局がイタリアに中国警察監視モデルを輸出し「中国人居住区にビデオ監視システムを追加していた」とも記されている。

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