米保守系シンクタンク、ブラック・ライブズ・マター団体への議会調査を要請
米保守系シンクタンク・ヘリテージ財団の専門家らは14日、マルクス主義に関する報告書「文化的マルクス主義はいかに米国を脅かすか、そして米国人はいかにそれに立ち向かえるか」を発表した。そこでは、文化的マルクス主義に立ち向かう一環として、反差別運動ブラック・ライブズ・マター(BLM)関連の組織に関する公聴会を開くよう議会に求めている。
同報告書を発表したのは、保守系シンクタンク、ヘリテージ財団の専門家であるマイク・ゴンザレス氏と、国家安全保障の専門家でヘリテージ財団の元研究員であるキャサリン・ゴルカ氏。両氏によると、多くの米国人はソ連との冷戦の終結により共産主義が敗北したと信じていたが、米国の文化的マルクス主義者がかつてない影響力を持つようになり、社会正義の名の下に米国の歴史を歪め、その根底を崩そうとしているという。
文化的マルクス主義における闘争は、資本家と労働者といった経済的な階級ではなく、人種やジェンダー、国籍といった生まれながらの特徴によるアイデンティティに基づく闘争とされる。つまり人種やジェンダー等の違いを利用して、様々な人種間や親子間にくさびを打ち込み、米国における核家族を破壊しようとしているというのだ。
さらには米国の学校教育でここ数年論争がおきている批判的人種理論(白人と非白人という人種間対立が米国に制度的に残っているとする)や気候変動に関する論争、企業の環境・社会・ガバナンス(ESG)ルールなども、すべてマルクス主義の戦略の一部であると論じた。
関連記事
米ミシシッピ州で6人が死亡する銃乱射事件が発生した。24歳の男が親族や7歳の少女らを殺害した疑いで拘束されている。検察は死刑相当の重大犯罪として、死刑を求刑する方針を明かした
ミネアポリスで起きたICE職員による女性射殺事件の新映像が公開された。JD・ヴァンス副大統領は正当防衛を主張するが、野党側はこれを批判している。FBIが捜査を行う中、抗議活動も拡大している
米ミネアポリスでICEの任務中に女性が射殺された事件を受け、抗議デモが激化。連邦当局は非致死性弾やガスを使用し、不法集会を宣言して逮捕者を出す事態となった。市長は当局の主張を批判し、市と連邦の対立も深まっている
ミネソタ州でのICE捜査官による射殺事件を巡り、ヴァンス副大統領はメディアの報道を「無責任な恥辱」と激しく批判。正当防衛を主張するトランプ政権と、州独自の調査を求める民主党知事らが真っ向から対立
米ミネアポリスでICE捜査官による射殺事件が発生し、緊張が走っている。現場では抗議デモが法執行機関との物理的衝突に発展。ヴァンス副大統領は「国内テロ行為」への正当防衛を主張し、州知事は冷静な対応を求めている