イスタンブール中心部で爆発 6人死亡 大統領「テロの可能性」
[イスタンブール 13日 ロイター] – トルコの最大都市イスタンブール中心部で13日、爆発があり、6人が死亡、81人が負傷した。エルドアン大統領はテロの可能性を指摘した。
現場はイスタンブールの歴史的地区ベイオールにあるイスティクラル通りで、週末の買い物客や観光客、家族連れなどでにぎわっていた。
ロイターが入手した動画によると、爆発は現地時間午後4時13分(日本時間午後10時13分)に起きた。爆発により破片が飛び散り、地面に横たわる人々の様子などが撮影されている。
オクタイ副大統領は現場を訪れ、直ちに捜査に着手すると表明した。
エルドアン大統領はインドネシアで開かれる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)出発前に「テロによりトルコとトルコ国民を倒そうとする取り組みは失敗する」と記者団に強調。「間違いなくテロ攻撃であると断言するのは適切ではない」とした上で、現時点での情報に基づくとテロの可能性があるとし、女性の関与を示唆した。
トルコの主要都市では一時、イスラム過激派や非合法武装組織クルド労働者党(PKK)などが関与したとみられる攻撃が相次いだ。イスタンブールでは2016年にPKKが犯行声明を出したサッカースタジアム付近の爆発事件で38人が死亡、155人が負傷した。
今回の爆発では、これまでのところ犯行声明などは出ていない。
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