中国の紅棗(ナツメ)は何千年も前から食べられており、脳を保護する効果があるとして古くから珍重されています。 (Shutterstock)

1日数個で「永遠の若さ」 中国で古くから伝わる「紅棗(ナツメ)」の利用法

中国原産の紅棗(ナツメ)は、古くから重要な食材だといわれ、強力な生薬として扱われてきました。 紅棗は中国で最も人気のある薬用食品の一つであるだけでなく、現在では世界中で見られ、健康のための滋養品、体の機能を高めるものとして利用されています。

紅棗は中国で4000年以上も前から珍重されており、特別な日に友人や家族に贈られることが多いです。 では、紅棗には一体どんな成分が含まれていて、人気を博しているのでしょうか。 現代の研究では、紅棗は脳の保護に役立ち、がん細胞を自滅させる重要な成分を含んでいることが明らかになっています。

2018年に《食品と功能》(Food and Function)誌に発表された実験室研究では、中国の紅棗から分離したトリテルペノイドが、人間の肺がん、乳がん、前立腺がんの細胞にアポトーシス(個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされるプログラム細胞死)を誘導し、自滅させることが明らかになりました。

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