ロシアが編入したと主張するクリミアのカールソンで避難する市民ら。2022年10月撮影 (Photo by STRINGER / AFP) (Photo by STRINGER/AFP via Getty Images)

在ウ日系企業、復興需要に期待…在ロ企業は見通し厳しく 景況感調査

ウクライナとロシアにそれぞれ進出する日系企業に景況感を問うアンケート調査で、在ウ日系企業は復興需要への高まりや市場回復で現地ビジネス拡大に期待を寄せていることがわかった。いっぽう、在ロ日系企業は今後半年から1年で事業を拡大すると回答した企業はなく、厳しい選択を迫られていることがうかがえた。

日本貿易振興機構(ジェトロ)が10月13日から21日に調査を行ったところ、在ウ日系企業(16社回答)は今後半年から1年後の事業見通しについて「拡大」「現状維持」と答えた企業が63%を占めた。いっぽう「撤退」は0%だった。拡大理由は復興需要への期待と、市場回復による販売拡大の見込みを挙げた。関心分野はインフラや都市開発、建築など復興関連分野が多い。

9月に発表された在ロ日系企業(107社回答)に対する景況感調査では「撤退済み・撤退決定した」企業は全体の4.7%だった。規模縮小か現状維持を選ぶ企業は95.3%に上ったが、拡大すると回答した企業はなかった。現地生産停止の影響で事業収入が減少したことや、続く軍事侵攻や対ロ制裁により見通しは明るくないとの声が多かったという。

▶ 続きを読む
関連記事
ロシアはウクライナによるプーチン大統領別邸への攻撃を主張し、和平交渉の立場を再検討すると表明。対するゼレンスキー氏は捏造だと反論した。トランプ次期米大統領が仲裁に動く中、領土や安全保障を巡る火種が燻っている
トランプ氏とゼレンスキー氏がマー・ア・ラゴで会談し、20項目の和平案を協議した。安全保障やドンバス地域の帰属など難題は残るが、トランプ氏は交渉が最終段階にあると強調。終結への期待が高まっている
これはウクライナ戦争終結を目的とする28項目の草案に対する、ロシア指導者として初めての公式な反応である。
トランプ政権はウクライナ情勢の悪化を踏まえ早期和平を重視し、情報支援停止を交渉圧力とする現実路線へ傾いている。
ウクライナは23日、ロシア・モスクワ州にある発電所をドローンで攻撃して大規模な火災を引き起こした。また、火災のため、数千人が暖房を利用できない状態となった。これは、ウクライナがこれまでにロシア本土の奥深くに位置する発電施設に対して行った最大規模の攻撃の一つである