カナダ、人口に占める移民比率が建国以来最高に=国勢調査
[トロント 26日 ロイター] – カナダ統計局が26日発表した国勢調査によると、同国の人口に占める移民の割合が150年の同国史上最高に達するとともに、主要7カ国(G7)中最高となった。
2021年時点の移民比率は23%。統計局は、41年までに29─34%に上昇するとの予想を示した。
政府は今年、新たに43万人超の永住者を受け入れる予定で、これは21年に過去最高となった40万1000人を7.4%上回るペースとなる。今後の移民受け入れ計画は、来週発表される。
最近のカナダ移民出身国は、インド、フィリピン、中国が順に上位3位までを占めている。カナダでは高齢化が進んでおり、移民が人口増加の中核と経済の原動力を担っている。
16─21年にはカナダ労働人口の伸びの80%を移民が占めた。一方、移民の失業率は非移民に比べて依然高く、所得が低いことが統計で示されている。
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