2015年2月、中国資本で建設されたハンバントタ港(LAKRUWAN WANNIARACHCHI/AFP/Getty Images)

中国、海外96の港に出資…COSCOは船舶にも党支部 軍事的利益との融合も

グローバルな物流ネットワークで最重要となるのは海上輸送だが、海運世界大手・中国遠洋海運集団(COSCO)を筆頭に中国企業は世界96の港の株式を取得し、影響力を拡げている。拡張は経済面にとどまらず、軍事的利益の融合も懸念される。中国企業が商業投資を行った港湾の約3分の1は、中国海軍の艦船を受け入れている。

中国海運事業は政治的なイデオロギーも強めている。COSCOは船舶を「浮動する国土」に例え、船舶にも党支部を設け、党幹部を乗せて乗船員を指導している。公海や海外港湾でも中国共産党の規定に則った活動をしている。

中国遠洋運輸と中国海運が編成して2016年に設立したCOSCOは、「中国共産党中央委員会の重大決定の実行戦略」を発表し、党の指導と要求をいち早く会社の定款に盛り込んだ企業の一つ。元会長で第19回党大会代表も務めた許立榮氏は以前、「党旗を旗とし、党を指針として、祖国のために航海する」と同社の活動を語っている。

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