中国国有企業、EU14の港に投資 NATO軍事施設に隣接=米誌
米誌「ニューズウィーク」最新号によると、中国国営企業は欧州連合(EU)の14の港を含めて、世界各地で約100の港の株式を取得した。そのうちの1港は、北大西洋条約機構(NATO)の演習施設であるドイツの軍港に隣接する。
報道は、専門家の話を引用し、中国企業が投資した港には戦略的な役割があり、中国企業は船舶の出入り、コンテナ貨物の積卸などに発言権を持つため、スパイ活動のリスクが高いと指摘した。
また、中国企業が投資を行った港の約3分の1には、中国軍の艦船が入港しているという。
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