台湾「ヤマアラシ」作戦、中共の脅威受け物資備蓄増 持久力強化へ
近頃、台湾海峡における中国軍の脅威が増していることを受け、台湾は重要物資の備蓄を進めている。専門家は、台湾は必要物資や通信環境を維持し、持久戦に持ち込むことができれば勝機はあると分析している。
ペロシ米下院議長の訪台後、中国共産党(以下、中共)の軍事的脅威はエスカレートしている。台湾経済部の陳正祺副部長は6日、英メディア「タイムズ」の取材に対し、台湾は今、食料や燃料を含む重要物資の備蓄をすすめており、中共による台湾封鎖や突発的な軍事的衝突に備えていると述べた。
台湾ではすでにこのような備蓄システムがつくられており、一定期間耐え抜くことができるよう、食料や鉱物資源、化学製品、燃料などの備蓄のチェックを毎月行なっているという。新型コロナウイルスの影響により備蓄の動きが滞っていたが、ここ数か月でペースを取り戻した。
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