食べ残しの保存状態が悪いと、細菌が繁殖しやすく、胃腸炎を起こすこともあります。 (Shutterstock)

待ってください!その食べ残し、正しい保存方法知っていますか

時間や手間を省くために、1食分余分に調理して、翌日も食べ続けるという、残飯食の経験がある家庭は少なくないでしょう。しかし、残り物を食べることは病気や癌になる心配が出てきています。では果たして、本当に残り物は健康を脅かすのでしょうか。実は、保存方法がポイントなのです。 残り物も正しい保存方法を覚えれば、気にせずに食べることができます。

「残り物はガンになる」という考えが、インターネット上で広まっています。 一晩寝かせた野菜からは亜硝酸塩が発生し、これが体内に入って残飯に含まれる発ガン性物質のニトロソアミンを生成するというのが一般的な説明です。

実は、野菜が育つときには窒素肥料が必要で、窒素を吸収すると自然に硝酸塩が生成されるのです。 また、野菜には硝酸塩を亜硝酸塩に変える酵素があります。 野菜は加熱調理されると、これらの酵素は不活性化し、亜硝酸塩を生成することはありませんが、食べる過程で野菜が細菌に汚染され、保存中にさらに増殖し、微量の亜硝酸塩を生成する可能性があるのです。

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