中国軍関連大学にサイバー攻撃?中国の批判に米専門家「違法性ない」
中国政府は5日、米国家安全保障局(NSA)が中国西安市の西北工業大学などに対してサイバー攻撃を行ったと批判した。米専門家らは、これが事実だとしても「違法性はない」との認識を示した。
中国国家コンピューターウイルス緊急処理センターとソフトウエア開発会社、奇虎360がそれぞれ発表した調査報告書では、米NSAが所管するサイバー戦情報収集組織TAO(Office of Tailored Access Operations)が中国国内のネットワークを標的に「悪意のあるサイバー攻撃を1万回以上行い」、「数多くのネットワーク設備をコントロールした」上、「140GBを上回る高い価値を持つデータを盗んだ」とした。
報告書は、6月に西北工業大学が海外からサイバー攻撃を受けたと明らかにした。米NSAの下部組織TAOが実施したものだという。NSAのサイバー対策部局の責任者であるロバート・ジョイス(Robert Joyce)氏がサイバー攻撃を指揮したとした。
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