「新豊図」清王朝、作者:唐岱 孫祐 沈源 周鯤 丁觀鵬など。(パブリックドメイン)

古代中国の数学【雅(みやび)を語る】

皆さん、数学の日があることをご存じですか?「3月14日」、この日はホワイトデーであるだけでなく、ユネスコが正式に制定した「国際数学デー」でもあるのです。円周率である「3.14」に由来し、世界各国の博物館や学校では円周率に関するイベントが行われます。

また、この日に結婚するカップルや、赤ちゃんにπ(パイ)と名づける親もいます。海外では、3月14日の午後1時59分(3.14159)に円周率が書かれたボードをもってパレードする所もあります。円周率の小数点以降は延々と続いていくので、どこまで暗記できるかと世界記録に挑戦する人もいます。

 

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「易」という応用的な学問(哲学思想)の原理、その存在との関係および「八卦」の実用性について、『易経』繋辞伝上ではこう記されている。「宇宙が成り立つ初めに、天は尊く、地は卑く位置して、「乾・坤」という『易』の根本が定まった」ここでは「八卦」の成立を天地の創始に基礎づけているのである。また、「『易』には太極が有る。これが「両儀」を生み出す。「両儀」は「四象」を生み出す。「四象」は「八卦」を生み出す。「八卦」によって物事の「吉・凶」が定まる。「吉・凶」が大業を生み出すのである。」と記す。
殷の三公の一人、西伯昌(前1152~ 前1056)は善徳があり、仁政を行ない、かつ殷の法度をあらため、正朔(暦)を設定したなどの功績により、大臣から民まで尊敬されていた。しかし、西伯昌が善徳を積み重ね、諸侯の心がみな彼に向かっているので、暴虐な紂王は彼を羑里に幽閉した。
数字にはどのような役割があるのでしょうか。実は古代中国において、数字は単なる計算のための存在ではなく、奥深い理論に裏付けられた深い意味がありました。それぞれの数字が持つ意味を知れば中国文化をよりよく理解できるだけではなく、きっと中国人からも人目置かれることでしょう。
英国ではしばしば麦畑にミステリーサークルが出現するが、2008年5月、ウィルトシャー州ロートンに現れた、直径45メートルの巨大なミステリーサークルに込められているメッセージの一つが解明されたようだ。
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