IT企業から「虎の子」を取り上げる中国当局 アルゴリズム収集し統治強化か
中国ネット大手の騰訊控股(テンセント)やアリババ・グループなど30社が中国のサイバー規制当局にアルゴリズムを開示したことが明らかになった。当局は3月、国家安全を確保する等の名目でアルゴリズムに関する規制を新たに制定した。専門家は、先端技術が統治手段に取り入れられることにより、民衆への締め付けが一段と強まるのではないかと懸念を示している。
規制当局である国家インターネット情報弁公室(CAC、網信弁)は12日、アルゴリズムを開示したIT企業30社からなるリストを公表した。中国検索エンジン大手の「バイドゥ(百度、Baidu)」やアリババの「タオバオ(淘宝)」、ミニブログの「ウェイボー(微博)」などが含まれていた。
リストには、個人の好みに合わせたお勧め商品の紹介やニュース検索、ユーザー作成コンテンツの「セキュリティリスク」算出などに使われるアルゴリズムが含まれているという。
関連記事
張又俠と劉振立の調査後、中共軍の重要ポストは後任不在のまま。習近平は指揮体制の再建より、規律検査による軍統制を優先しているとの見方も
中共第21回党大会を前に、高官の摘発が加速している。2026年上半期に処分された省・閣僚級以上の幹部は74人に上り、前年同期の2倍を超えた。専門家は、相次ぐ処分によって官僚の間に不満や動揺が広がっているという
中共は7月23日、元幹部3人に対する厳重処分を相次いで発表した。温家宝元首相の元秘書が「偽造身分証」を使用していたという異例の罪名が浮き彫りになったほか、機密漏えいや大学内の不正など、中共官僚機構の深い腐敗構造が改めて露呈
中国の一部SNSアカウントが中共幹部の失脚を事前に示唆している問題で、官製メディアが体制内の「内通者」による情報漏えいを報道した。学者は金銭目的だけでなく、党大会前の権力闘争や派閥間の情報戦が背景にある可能性を指摘
中国の国有金融機関幹部を対象に資産や収入の厳格な調査が進む中、監査回避を目的に離職しパスポートを取得して海外へ渡る動きが浮上。資産確認は家族名義や海外不動産にも及び、当局は実態把握を急いでいる