住宅ローン返済拒否、中国115都市327物件に拡大
中国では、住宅ローン返済拒否の動きは115都市、327物件に広がったことがわかった。専門家は、この動きは中共ウイルス(新型コロナ)などの影響で急減速した中国経済を一段と悪化させるとした。
中国の一部の都市では7月、建設工事が止まった未完成マンションの購入者は相次いで、工事が再開するまで住宅ローン返済をボイコットするとの声明をSNS上で公開した。中国では、物件完成前にローンの支払いが始まる。
米ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、ソフトウェア開発プラットフォーム「GitHub」に投稿された中国各地の住宅ローン返済拒否に関する声明(WeNeedHome)では、18日の時点で少なくとも115の都市、327物件に拡大。うち、河南省が66物件で最も多い。陝西省と湖南省は2番目と3番目の多さとなった。
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