アジア歴訪中のペロシ米下院議長(中央)が台湾に到着した。2日、台北で撮影(2022年 ロイター/Taiwan Ministry of Foreign Affairs/Handout via REUTERS)

中共はなぜ「ペロシ機を撃ち落とさなかった」?

中国が4日午後に9発の弾道ミサイルを発射した。岸信夫防衛相は同日9発のうち5発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したものと推定していると発表した。中国の弾道ミサイルが日本のEEZ内に落下したのは初めてだ。

ここにきて、米中対立が危険な段階に達したという声も出ている。現在、中国側がどう反応するかが、世界中の注目の的になっている。

時事評論家の横河氏は中共にとって「全く反応を示さない」という選択肢はあまりにも屈辱的であるうえ、習近平国家主席にとっても不利であり、まずありえないとしながらも、かといって、「全面戦争」するにも、中国共産党(中共)側はまだ戦争する準備ができていないと述べている。

それは中国側はペロシ氏の訪問後、台湾周辺での大規模な軍事演習や経済制裁など対抗措置を相次いで実施したことにも現れている。なぜ中共はペロシ氏が去ってから大規模演習を始めたのだろうか?

横河氏は今、中共は台湾に対して行動を起こすことはないだろうと述べている。

中共が動けない内部事情、ペロシ氏訪台が世界に与えた影響など詳しい内容は動画のリンクをクリックして御覧ください。

動画リンク:  中共はなぜ「ペロシ氏を撃ち落とさなかった」?

関連記事
9日に行われた中共外交部の記者会見で、ロシア国営メディア「ロシア・トゥデイ」の中国駐在記者による質問が波紋を呼んだ。記者は、エストニアのマルグス・ツァフクナ外相が「プーチンの友人は天国、地獄、あるいは刑務所にいる」と述べた発言を引用し、中共側の見解を求めた。
米中首脳会談に向けた調整の難航や、入国禁止措置を受けているルビオ国務長官の同行、会談直後の台湾向け武器売却の可能性などが重なり、中共側は面子維持に苦慮するとみられている。
トランプ政権の第1期には、トランプ氏が北京を介さず直接金正恩と対話した経緯があり、中共は朝鮮半島問題での主導権を失うことを警戒してきたとし、今回の対北接近は、米中首脳会談を前に影響力を示す狙いがあるとの見方も出ている。
北朝鮮による拉致被害者家族会と「救う会」の集会で、米国の対イラン攻撃やベネズエラへの軍事介入が金正恩に「大きな衝撃」を与えていると分析。現在、金正恩は妹の金与正に米国の動向をリアルタイムで毎日報告させている
米空軍大学の研究機関は、中国ロケット軍の核弾頭管理体制を分析した報告書を公表した。備蓄施設や輸送経路の実態を追跡し、管理の弱点も指摘している。専門家は、米国が情報公開を通じて中国に圧力をかける戦略的抑止の狙いがあるとみている。