「一つの中国」政策はすでに無用 米エスパー前国防長官、蔡英文総統と会談
台湾の蔡英文総統は19日、米国のマーク・エスパー前国防長官と安全保障や経済発展について会談した。エスパー氏は個人の意見とした上で、長らく続いた「一つの中国」政策はすでに無用であるとし、米国は「あいまい戦略」から脱却すべきと述べた。
エスパー氏は、ロシアによるウクライナ侵攻は世界が直面する大きな問題であるとしつつ、民主主義に対する最大の脅威は、法の支配に基づく秩序を破壊する中国であると指摘した。
台湾は中国共産党の脅威に立ち向かう最前線に位置しており、西側諸国は積極的に支援すべきだと呼びかけた。米国の政策決定者の間では、「中国は戦略的な競争相手であり、台湾は支援し守るべき良き友である」とのコンセンサスがあると言及した。
関連記事
米軍の対イラン軍事行動「エピック・フューリー」が中東を激震させている。圧倒的な火力と斬首作戦による「戦略的麻痺」の衝撃は、台湾侵攻を伺う中共への強力な警告となった。変貌する台湾海峡シナリオの最前線を追う
学者・郭育仁氏は、日本の「インド太平洋特遣隊」が4月の米比日澳演習に参加し、戦後初の地上部隊によるアジア輪番駐留に踏み出すと分析。日米の「双矛」化と南部の網目状同盟で、台湾を囲む抑止網が激変している
米国下院外交委員会公聴会で、国務省・国防総省当局者が台湾への「六つの保証」に変更なしと明言。イラン情勢も対台軍事支援に影響せず、過去90日で111億ドルの販売発表。台湾海峡の緊張下で米支援継続を強調
12日の中国外交部会見で示された、台湾有事を「内政」とする論理が日本や沖縄にもたらす法的リスクを分析。中国共産党の法律戦・心理戦に対抗し、日本が発信すべき戦略的ナラティブとは何か?
「(国防は)我々が団結し、対外的に共同戦線を張るべき領域である」と頼清徳総統は述べた