中国当局は、2年近くにわたるオーストラリア産石炭の輸入禁止の解除を提案している。ブルームバーグ・ニュースが14日報じた。写真は豪東部レイブンズワースにある炭鉱で6月撮影(2022年 ロイター/Loren Elliott)

中国、豪州産石炭禁輸解除を検討 対ロ制裁で供給不安=報道

[北京 14日 ロイター] – 中国当局は、2年近くにわたるオーストラリア産石炭の輸入禁止の解除を提案している。ブルームバーグ・ニュースが14日報じた。

背景には欧米主導の対ロシア制裁による供給懸念がある。一部企業はすでに輸入再開の準備を進めているという。

中国商務省は14日、オーストラリアが健全で安定した二国間関係発展のために好ましい環境を作る現実的な対応を期待すると述べた。

同省の報道官は会見で、オーストラリアが相互尊重、互恵の原則を導入するのを期待すると述べた。

関連記事
中国では資本逃避が続き、2024年には2540億ドルに達した。政府の厳しい規制や経済的問題、さらに台湾問題が資本流出を加速させている。政府の短期的な刺激策も信頼回復には不十分で、今後も資本流出と投資低迷が予想される
中国金融界で華興銀行の元書記長・張長弓が逮捕、賄賂や公金横領で告発されるなど幹部の失脚が続いている。張氏は複数の金融界の大物を告発し、関係者の多くも失脚。経済低迷と財政難が背景にあり、腐敗摘発が進む一方で、内部闘争も激化していると専門家は指摘する
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
ファーウェイが世界初の「三つ折りスマホ」 が先月下旬に発売し注目浴びるも、開始直後からトラブルが相次いでいる。サムスンのパクリ疑惑や購入後1か月で液漏れなど…
中国経済の低迷が続き、エルメスやコカ・コーラ等の大手企業が事業を縮小。政府の景気刺激策にも関わらず、経済回復の兆しは見えず。特に高級ブランド業界は影響大。米中貿易摩擦の激化も外資の戦略見直しを促している。中共には高級ブランドそのものが似合わないし、そもそも成金の悪趣味だったのかもしれない?