中国、豪州産石炭禁輸解除を検討 対ロ制裁で供給不安=報道
[北京 14日 ロイター] – 中国当局は、2年近くにわたるオーストラリア産石炭の輸入禁止の解除を提案している。ブルームバーグ・ニュースが14日報じた。
背景には欧米主導の対ロシア制裁による供給懸念がある。一部企業はすでに輸入再開の準備を進めているという。
中国商務省は14日、オーストラリアが健全で安定した二国間関係発展のために好ましい環境を作る現実的な対応を期待すると述べた。
同省の報道官は会見で、オーストラリアが相互尊重、互恵の原則を導入するのを期待すると述べた。
関連記事
中国の資本市場から11月に457億ドルの資金が流出し、過去最大を記録。トランプ氏の関税政策への懸念と中国経済の不安定さが主因。中国政府の景気刺激策は市場の期待に応えられず、人民元も下落。習近平は窮地に陥っている
日産とホンダの経営統合に向けた動きが急速に進展している。日産、ホンダはまだ中国市場での挽回を期するのか? それとも大局を読み切り、大きな決断をするのか? 今後の動向が注目される。
イエレン財務長官は、ロシアの石油収入遮断と「黒い艦隊」制裁を検討。さらに、中国の銀行や企業への制裁も可能性を排除せず、既に影響を受けた中国企業が資産売却を進めている。制裁強化が進む中、国際経済に緊張が高まる。
中国太陽光発電業界は供給過剰と価格暴落により深刻な赤字状態に陥っている。淘汰が進む中、生産能力の整理が急務だ。
中国の高速鉄道整備計画は、移動時間を短縮し、経済効率を高める利点がある一方で、財政負担や地方政府の債務増加といった課題も浮き彫りに。柔軟な資源配分が求められているが、中共の中央集権的な経済運営がこれらの問題を深刻化させている。