ウェージャーの海戦で「サンホセ号」を攻撃する様子を描いた絵(パブリックドメイン)

300年前に海底に沈んだ難破船の画像から、財宝の所有権をめぐる争いが勃発

コロンビア軍は海底約1000mに300年間眠っていた財宝船「サンホセ号」の画像を初めて公開しました。この船には、200トンの金、銀、翡翠など、少なくとも数十億円相当の財宝が積まれているとされていますが、その所有権をめぐる問題が再び浮上しています。

コロンビア軍は6月6日深夜の声明で、同国文化省の監督の下、海軍が遠隔操作型の水中ドローンを使ってコロンビアのカリブ海沿岸、水深950メートルの場所を4回調査したと発表しました。残骸を観察したところ、まだそのままの状態で、「人間が介入した」痕跡は見られないことが分かりました。

撮影された画像には、一部が泥に覆われた大砲、一部が藻や貝に覆われた船首、船体の外枠も映っています。沈没船と一緒に磁器、陶器、ガラス瓶、金の延べ棒やコインも確認できます。

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