(Photo by John Moore/Getty Images)

極超音速兵器を「気球」で探知 米軍、衛星と合わせて偵察能力強化

中露の極超音速兵器の脅威に対応するため、米国防総省は、観測気球の研究に投資している。旅客機よりも高高度を飛行する気球を開発することで、極超音速兵器の探知や追跡能力を高めることが期待されている。

米国メディア「ポリティコ」の報道によると、米軍は高度2万7000メートルまで飛行可能な観測気球の配備を計画している。米国防総省は過去2年間、380万ドル(およそ5億円)の予算を投じたが、2023年度には2710万ドル(およそ37億円)の予算案が組まれている。

高高度気球は、米軍の複合的な監視ネットワークに統合される見通し。費用対効果に優れることから、世界中のミサイル兵器、特に中露の極超音速兵器などを追跡する人工衛星と相互補完的な役割を果たすことが見込まれる。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ米大統領は13日、米海軍に対し、航空母艦から戦闘機を発艦させる際、最新の電磁式カタパルトではなく、蒸気式カタパルトを再び使用するよう命じる国家安全保障覚書に署名した。
衛星1基を撃ち落とす「一対一」から、衛星網全体を無力化する「一対多」へ。レーザー、サイバー、電子戦が変える次世代の宇宙戦とは
米戦争省(ペンタゴン)は8月7日、未確認異常現象(UAP、いわゆるUFO)に関する第5弾の機密解除文書を正式に […]
米軍の「弾薬切れ」は本当か。イラン戦争で精密兵器消耗の懸念が浮上も、トランプ米大統領は備蓄十分と反論、情報漏洩者を追及する方針も表明した
米国防総省はロッキード・マーティン、ノースロップ・グラマンと枠組み協定を締結。パトリオットPAC-3の生産を3倍、THAAD迎撃システムを4倍に拡大し、ミサイル防衛のサプライチェーン強化を図る