孔子学院の逃げ道ふさぐ…米議員が法案提出「税金で中国共産党を潤さない」
米国の議員らは、中国共産党の「トロイの木馬」とされる孔子学院の取り締まりを強化している。オーガスト・プルーガー下院議員は5月、中国共産党の関連団体や孔子学院と関係を持つ大学への資金提供を制限する法案を提出した。
法案は、中国共産党の関連団体や孔子学院と契約を締結した、または現物寄付や贈り物を受け取った大学への国土安全保障省(DHS)の資金提供を禁じる。プルーガー氏は「米国の税金が中国共産党や人民解放軍を潤すために使用されることは容認できない。永久にこれらのプログラムと断絶する必要がある」と強調した。法案は15人の共和議員から支持を得ている。
米国では孔子学院の閉鎖が相次いでいる。しかし、中国政府は同院の名称を変更し、米国への影響力行使を継続させていることが、全米学識者協会(NAS)の先月発表した報告書により明らかになった。少なくとも38の大学は中国政府系の類似のプログラムを採用または採用予定だという。
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