2021年4月16日、中国共産党によるウイグル弾圧を非難する男性(Photo by Drew Angerer/Getty Images)

「ウイグル人を中国に強制送還しないで」人権団体がタイ議会に請願書提出

ピープルズ・エンパワーメント財団を中心とする10以上の権利団体は15日、タイで拘束されている約50人のウイグル人を中国に強制帰還しないよう求める請願書をタイ下院外交委員会に提出した。タイでは2015年、不法入国者として拘束していたウイグル人109人を中国に強制送還しており、同様の悲劇が繰り返されないよう訴えている。ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。

VOAによると、権利団体は中国共産党がタイで拘束されているウイグル人を強制送還する動きを強めているとする情報を、タイ政府内の匿名の情報筋から得たという。拘束されているウイグル人の大半は2014年以前に中国から逃れてきた人々とされる。

中国共産党は国境を越えた弾圧政策を展開している。中央アジア問題のためのオクサス協会とウイグル人権プロジェクトが昨年まとめた報告書によれば、中国共産党はパキスタンへの過剰支援を通じてウイグル人送還を協力させていたという。

▶ 続きを読む
関連記事
米上院が法輪功保護法案を全会一致で可決。人権弁護士のデービッド・マタス氏が注目するのは、臓器の出所をめぐる説明責任だ。法案が持つ重要な意味とは
映画「国家の臓器」の上映をめぐり、台湾の配給会社に脅迫相次ぐ。爆発物を仕掛けるとの脅迫も。6日、責任者は台北でデモと上映会を開催し「恐怖を打ち破る」と上映継続を表明。中国当局による「越境弾圧」を指摘する声も上がっている
米上院が「法輪功および強制臓器収奪被害者保護法案」を可決した。超党派の上下両院議員が声明を発表し、中国での強制臓器収奪をめぐる人権侵害の責任追及や制裁の必要性を訴えた
中国共産党による臓器収奪をめぐり、米上院が制裁を科す法案を全会一致で可決。成立すれば関与者への制裁も。中国における臓器収奪と同法案について知っておくべきこと
米上院はこのほど、中国共産党政権による臓器の強制摘出に関与・加担した人物に制裁を科す「法輪功および臓器収奪の被害者のための保護法案」を全会一致で可決。海外人権派弁護士連盟の責任者は、「法輪功を迫害している中共の当局者らに対して、大きな抑止力になる」との見方を示した