佐橋亮東大准教授「日米同盟、台湾有事を念頭に組みかえ」 期待高まる同盟国の役割
東京大学の佐橋亮准教授は11日、都内の講演会で「日米同盟は台湾有事を念頭に組みかえが行われている」と述べた。台湾の戦略的な重要性を認識した米国は政策を転換させており、インド太平洋地域に位置する米国の同盟国は今まで以上の戦略的役割を期待されていると指摘した。
ロシアのウクライナ侵攻によって世界政治は転換点を迎えている。国際協調は減退し、「力が粗暴な形で使われる」時代に我々は直面していると佐橋氏は語る。いっぽう、世界的な覇権を掌握してきた米国は内政問題に悩まされ、中間選挙以降はさらに内向きになる傾向があるという。
米中接触は「関係破綻防ぐため」
関連記事
12日の中国外交部会見で示された、台湾有事を「内政」とする論理が日本や沖縄にもたらす法的リスクを分析。中国共産党の法律戦・心理戦に対抗し、日本が発信すべき戦略的ナラティブとは何か?
「(国防は)我々が団結し、対外的に共同戦線を張るべき領域である」と頼清徳総統は述べた
台湾検察は、中国共産党のスパイ組織構築に関与したとして、元行政院職員を含む台湾人男性2名を起訴した。中国の「統一戦線」戦略による浸透工作の一例であり、検察は主犯格に対し懲役10年以上を求刑している
中共が台湾包囲の大規模演習を実施中。トランプ大統領は「習近平は一線を越えない」と冷静に語り、過去の演習より小規模と指摘。台湾国防部は監視映像を公開し警戒態勢を強調
中共東部戦区が12月29日、台湾周辺で大規模軍事演習「正義使命-2025」を開始。海空封鎖・実弾射撃を実施し、強硬発言を連発。専門家は日米支持への反発と国内危機逸らしと分析、結果的に逆効果と指摘